第14回 いきいき羅漢クラブ
臨済禅師= ? ~868年1月10日示寂 (塔記による)
百丈禅師=749~814年1月17日示寂
そこで今回のいきいき羅漢クラブでは、お二人の祖師への報恩のため法要をお勤めし、坐禅を行ないました。
掲載した写真は、愛知県の定光寺に所蔵される、白隠禅師が画かれた臨済禅師像のレプリカです。賛は左から読みます。
客に逢うては瞋拳(しんけん)を振るい
人を看(み)ては乱(みだ)りに喝咄(かっとつ)す
堂々たる骨相(こっそう)は秋霜(しゅうそう)よりも冷(ひや)やかなり
惜(お)しむべし斯(こ)の人にして斯の疾(やまい)有(あ)るを
白隠禅師の賛では、逢う人逢う人にむやみに拳を振るい乱喝(臨済の四喝)を吐くという、臨済禅師の手荒い指導(接化)の手段を、困った病とけなしているように読み取れます。
しかしこれは、禅宗独特のレトリック(修辞)で、抑下(よくげ)の托上(たくじょう)といい、逆に臨済の活作略(はたらき)を称賛しているのです。
心田院・ご詠歌新年会
3月の下旬からは兼務住職に就任します。檀家の皆さんと共に、心田院の護持・発展に励みたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いします。
ご詠歌会新年会
今年最初の観音さまの縁日(18日)、ご詠歌会の男女が合同で新年会を行ないました。
21名中19名が参加され、観音堂でのお勤めに続き、客殿(磊々庵)で会食です。母の作った精進料理を召し上がっていただきました。「ごま豆腐」だけは私の作品です。
前向きな意見も出て、この一年の活動が更に活発になりそうです。
初薬師(はつやくし)
1月8日、この日は今年初めての薬師如来の縁日です。「きゅうり封じ」で知られる当山では、初薬師のご祈願を行ないました。
入学試験を間近にしたこの時期です。入試必勝や、年初に家内安全を祈願する参拝者がお詣りくださいました。
牛の絵馬や合格ダルマに願い事を記し、「オンコロコロ センダリマトウギ ソワカ」と、薬師如来のご真言をともにお唱えしました。
当ページ左下のブログリンク、「綾部の文化財・文化財日誌」の2009/1/8付け日誌に、詳しく紹介していただきました。
牛と観音さま
*この文は「綾部西国観音霊場会」の会報『慈光』の新年号に掲載されたものです。
明けましておめでとうございます。本年も、霊場巡拝や奉詠大会を通じ、綾部西国観音霊場会を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、今年は丑年(うしどし)です。「牛に引かれて善光寺まいり」はよく知られる歌ですが、これは観音様に縁のあるお話ですので、紹介させていただきます。
昔むかし善光寺近くの村に、無信心(ぶしんじん)で欲深な老婆が住んでおりました。ある日、軒下に布を干していたところ、一頭の牛がその布を角に引っかけて走り去ってしまいました。腹を立てた老婆はその牛を追いかけ、とうとう善光寺の金堂(こんどう)まで来てしまいます。牛を捜しますが、日も暮れて見失ってしまいました。お堂の灯明(とうみょう)の光が昼のように明るく老婆を照らし、ふと足元を見ると牛の涎(よだれ)が文字になっています。それを読むと、
うしとのみ おもいはなちそ この道に
なれをみちびく おのが心を
とあり、意訳すれば「牛だとばかり思い過ごすなよ。仏道にあなたを導く私(観音)の心を」という御歌でした。
無信心な老婆でしたが、その御歌(みうた)で仏心に目覚め初めて仏恩(ぶっとん)の偉大さを知り、我欲を捨て信仰の道に入ることができました。その夜は仏前で称名(しょうみょう)を唱え明かし、牛に取られた布への執着(しゅうじゃく)も捨てて家に帰りました。
後日、近くの観音堂に詣(もう)でたところ、あの布が思いがけなくも本尊様のお身体に掛かっているではありませんか。あの時の牛は観音様の化身(けしん)であったと確信し、老婆はいよいよ信心を深め極楽往生をとげたということです。
この観音様は小諸市の「布引き観音様」で、信濃三十三所の第二十九番として、今も多くの参詣者を集めています。
ところで、旅にはいくつかの範疇(はんちゅう)があります。物見遊山・記念旅行・巡礼などが上げられますが、霊場巡拝は巡礼の典型です。
巡礼は仏さまと自分との対話です。すばらしいお悟りの世界を拝むことにより、殺伐(さつばつ)とした世の中で本当の自分を見つけること。生かされている自分に気付き、感謝の念を起こすこと。巡礼は、仏縁を得てこれらに気付く最高の機会なのです。
お釈迦様に、「山川草木悉皆成仏(さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)」というお言葉があります。これは山や川、草や木、皆な悉(ことごと)くお悟りを開いているという意味です。例えば、巡拝で訪れたお寺に咲く花に、
年々歳々 花相い似たり (ねんねんさいさい はなあいにたり)
歳々年々 人同じからず (さいさいねんねん ひとおなじからず)
と、観音様に成り変わり世の無常(むじょう)を説いている姿を観(み)ることが出来るかもしれません。
思いがけないことが縁となり、偶然よい方向に導かれること。これが「牛に引かれて善光寺まいり」の意味とされます。
今年も、あるいは今年こそ、皆さまと観音様との良い出会いがありますように。
綾部西国観音霊場会会長 河野義方 合掌
新年互礼会
平成21年の元旦、総勢60名近くのお檀家さんが集まり、宝住寺恒例の「新年互礼会」が行なわれました。
檀家の皆さんは、笠原神社、そして斎(いつき)神社にお参りした後、宝住寺に参詣されます。
午前11時、今年の干支(エト)にまつわるお話をさせていただき、次に修正会(しゅしょうえ)の法要を行ないました。
私が綾部西国観音霊場会の会長ということもあり、「牛と観音さま」という題で、お話させていただきました。
その内容は、別の投稿でご照会させていただきます。
除夜の鐘
新年明けましておめでとうございます。
午前1時過ぎに、除夜の鐘を撞き終えました。ミゾレの降るなか来山された皆さん、本当にありがとうございました。
108煩悩を祓い、今年が皆さんにとって良い年となりますようお祈りします。
鐘を撞く方々のスナップの一部を紹介します。

















