地蔵盆

 8月の下旬、綾部では各地で地蔵盆が行われます。
 子供が大好きで、路傍で日々見守ってくださるお地蔵様に感謝し、ゲームや食事などで楽しい一日を過ごすのです。
 私が小学生の頃は、6年生の家が会場となり、「きもだめし」をした記憶もあります。

 今年も3ヶ所の地蔵盆にお参りさせてもらいました。
 先ずは川糸町です。年々子供が減少する傾向にあるそうですが、今年は2人増えて5人。
 全員が男子でワンパクそうでしたが、どの子も元気な良い子でした。

 次に伺ったのは、味方町15組の地蔵盆です。
 ここには子供はおらず、大人だけの地蔵盆です。
 有志の皆さんが毎年少しずつ整備して、随分きれいになりました。
 どなたが縫って奉納されたのでしょう、新調された「よだれかけ」がまぶしいほどでした。

 宝住寺ご詠歌講のメンバーも招待され、お地蔵様に因むご詠歌をお唱えしました。

 最後は、味方町子供会の地蔵盆です。綾部会館を会場に60名程の子供たちが集まりました。
 中央に祀られるお地蔵様は、先ほどの味方15組のお地蔵様からの代表です。

 川糸町と同じく、「始末」という題でお話をしました。
 「ドアの開け閉めや、クツの脱ぎかたで、その人の心がわかる」、という戒めがあります。
 ドアを開けるのが始めなら、ドアを閉めるのが末。クツをはくのが始めで、脱ぐのが末。
 キチンと片付けができる子供になろう! そう伝えたつもりです。

 法要の後、お母さんたち手作りのカレーをいただくのですが、玄関に脱がれたクツが、何ときれいに揃えられているではありませんか!!
 早速、実践してくれた子供たちに、ありがとうという気持ちになりました。

 私もいただいたカレー。「味はわからないけど、愛情はいっぱい入れました」というママ達の言葉どおり、とっても美味しいカレーでした。
 ご馳走さまでした。 (^_-)~☆

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 10:00 PM  コメント (0)

琴滝

 京都へ行く道すがら、いつも目にしている「琴滝」の看板。
 車外の気温が35℃近くなった先日、涼を求めて立ち寄りました。

 京丹波町の山あいにあるこの滝は、高さ40mの一枚岩を流れ落ちるそうです。
 夏場のため水量が少なかったものの、壮大な景観でした。

 「kototaki」とばかり思っていましたが、案内をよく見ると「kotodaki」が正しいようです。

 滝壺に落ちる水の音が、木々にこだまして琴の音に聞こえるところからこの名がつけられたそうです。

  ゆくかわのながれはたえずして
  しかももとのみずにあらず
  よどみにうかぶうたかたは
  かつきえかつむすびて
  どどまりたるためしなし・・・

 こんな言葉を思い出しました。
 少し寂しげな場所ですが、ドライブの一休にはおすすめのポイントです。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 3:55 PM  コメント (0)

送り火

 8月16日は精霊送りの日です。
 綾部町区仏教会では、由良川の水質を保全するため、例年のとうろう流しを、「たいまつ行列」による「送り火」に変更しました。

 初めに、幹事寺院・正暦寺さんの不動堂で読経し、中たいまつに採火。石段を下り由良川河畔に移動します。
 河畔では、中たいまつの火を行列用の大たいまつ、そして参加者銘々の小たいまつに点火しました。

 行列は山伏を先頭に、導師→大たいまつ→寺院→そして参加者の順で進みます。

 途中、金剛流と花園流のご詠歌が奉詠される中、一行は並松から綾部橋を渡り、我が味方町へと進みます。

 由良川の水面には、たいまつの火がゆれています。

 送り火の祭壇は、笠原神社近くの河川敷です。
 およそ400名余りの市民の皆さまと共に、精霊をお送り出来た安堵感と、今日在りますことの有り難さを共感することができました。
 お世話になりました皆さま、本当に有り難うございました。     合掌

 綾部の文化財を守る会のなべちゃんによる、レポートも是非ご覧ください。

 「精霊送り火の松明行列(300本)が盛大に逝く夏を惜しむ1-2」
  http://star.ap.teacup.com/ayabebunnkazai/736.html
  http://star.ap.teacup.com/ayabebunnkazai/737.html

カテゴリー: 宝住寺の出来事 — 住職 9:53 PM  コメント (0)

「送り火」を残すのみ

 今月4日からの棚経に続き、14・15日は当宝住寺を初めとして、お盆のクライマックスであるお施餓鬼を4ヶ寺でお勤めしました。
 胸突き八丁は、なんと云っても最終の15日、合計6時間お経を唱え続けたことでしょうか。
 法類のA寺で朝8時から12時までの4時間、またその日の夕景、B寺で4時から6時までの2時間ひたすら供養のため読経しました。
 おかげさまで、声も枯れることなく無事円成しました。

 上の写真は、以前のブログで開花をお知らせしたさるすべり(百日紅)です。満開とまではゆきませんが、晴天のおかげできれいに咲いています。
 さて、いよいよ今夕は綾部町区仏教会10ヶ寺主催の、たいまつ行列による「送り火」です。由良川のエコロジーをきっかけとした初めての試み。なんとか成功させたいと思います。
 どうぞ、お誘いあわせてご参加ください。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 4:13 PM  コメント (0)

お施餓鬼

 8月14日は、宝住寺の山門施餓鬼(さんもんせがき)の日です。
 山門施餓鬼とは、お釈迦様とその十代弟子のひとり目連尊者(もくれんそんじゃ)の因縁に基づきます。

 お盆に当り、この私に「いのち」をつないでくださったご先祖さまに供養・感謝し、その上さらに、誰にも供養されず苦しんでいる「たましいたち」に水やお米を施すのです。
 自分がいただいたこの「いのち」に、感謝することを知らない人もいる現代。お施餓鬼の行事は、慈悲・感謝の実践として大切な経験であり伝統だと思います。

 おかげさまです。有り難う。

 今ここに存在することへの感謝が、自然に口から出る生き方をお施餓鬼から学びたいものです。

カテゴリー: 宝住寺の出来事 — 住職 9:03 PM  コメント (0)

久遠塔合同供養

 お盆を目前にした10日、久遠塔(くおんとう)に納骨された方々の合同供養をお勤めし、関係者と総代さんたちにご参列いただいた。
 あいにくの雨模様だったが、去る8日に宝樹会と女性部60名の皆さんにより清掃していただいた大心字庭をバックに厳かに法要が執行でき、その後は和やかにお互いの交流もできた。

 少子化、また国際化の時代、どのようにして自己の命のルーツである先祖のお墓を護ってゆくか…、これは大きな問題である。
 多少なりとも、問題解決の糸口が提供できればと考えている。

カテゴリー: 宝住寺の出来事 — 住職 5:35 PM  コメント (0)

百歳バンザイ !

 棚経に回り初めてまだ4日だが、おかげさまで今のところ順調だ。
 そんな中、3年ぶりに兼務することになった心田院でうれしいことがあった。

 ご本山の妙心寺では、米寿・百寿のお檀家さんへお祝いの輪袈裟をプレゼントしてくださるのだが、上柿幸雄さんの家をお訪ねしたとき、お母さんが百歳だと知った。
 私は今まで、米寿のお祝いを申請してお届けしたことはあるが、百寿の経験はない。

 これは一刻を争う?(笑)と感じ、大至急で本山に電話した。係の方もお盆休み前のこともあって、早速対応してくださったおかげで、今日ご本人に「寿詞」と金襴の朱輪袈裟をお届けすることができた。

 上柿こまさん、百歳。明治43年のお生まれである。幼い子供3人を抱え早くにご主人と死別するも、周囲の人々の助けと持ち前のガンバリで、明治・大正・昭和・平成を元気に生き抜いておられる。今も畑に行くのが日課だそうだ。
 こまさんの半分ほどしかまだ生きていない私だが、こまさんとのツーショットで元気をもらった気がする。
 こまさん、これからも無理せず楽しく暮らしてください。
 百歳おめでとう。百歳、バンザイ!

カテゴリー: つれづれ日記, 心田院の歳時記 — 住職 7:31 PM  コメント (0)

一期一会 (いちごいちえ)

 観測史上最も遅いという梅雨明け宣言が、昨日、やっと出された。
 本堂前のサルスベリ(百日紅)も、ずっと「その時」を待っていたかのように、朝日の当たる東側から咲き始めた。
 例年、お盆の行事である山門施餓鬼が行われる8月14日頃には、全体が開花しそのピークを迎える。

 お盆と云えば、いよいよ今日から棚経(たなぎょう)に回り始めた。8月16日の精霊おくりまでの半月、時には徒歩、時にはバイクや車で、お檀家さんの家々を訪ね読経する。
 体力と気力がものをいう行(ぎょう)と云えるが、この夏も私の支えとなるのは、間違いなく、お檀家さん家族との一期一会である。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 8:51 PM  コメント (0)