ご詠歌の秋

 天高く馬肥ゆる秋となりましたが、寺院にとって秋は、ご詠歌のシーズンといった感じです。
 去る25日、宝住寺と心田院のご詠歌講の皆さんで、ご本山妙心寺でのご詠歌大会に参加してきました。
 ご承知のように今年は、開山さま無相大師の650年遠忌に正当します。第59回を迎えた本山大会には、全国から5千名余りのご詠歌会員さんが集まり、盛大にご詠歌大会が開催されました。
 今年は通常の登壇の他に、遠忌の特例として、会員が開山堂内で奉詠することが許されました。心田院と宝住寺の26名も、「開山無相大師第二番のご詠歌」を献詠させていただきました。

 下の写真は、翌26日、京都両丹教区青年僧の会(RSK)詠道部で登壇した面々です。上記の第二番のご詠歌と、「みほとけはご詠歌」を奉詠しました。

【RSK詠道部】

【RSK詠道部】

 帰綾して数日経った28日、今度は綾部西国観音霊場主催の、綾部市各流奉詠大会が開かれました。
 場所は、例年の中丹文化会館です。12ヶ寺が参加され、金剛流、梅花流、そして花園流、それぞれに特色あるご詠歌を奉詠されました。
 どのお寺でも、会員数の高齢化や減少にお困りの様子でした。

【宝住寺詠歌講】

【宝住寺詠歌講】

 上は、宝住寺の登壇風景です。心田院の講員さんも、立派に奉詠されました。
 また、この日の午後は綾部市仏教会主催の仏教講演会が行なわれ、およそ500名の聴衆がご来場くださいました。
 講師は、我が京都両丹教区の林学道妙心寺派花園会本部長です。
 「心豊かに生きる」と題してお話いただき、仏教の教えを日々の暮らしの中で活かすこと、実践することの大切さを、ユーモアを交えて楽しくお話しくださいました。

【林学道 師】

【林学道 師】

 ご詠歌にしろ講演会にしろ、私たちがその気になれば、仏教の奥深い教えに出会うチャンスはあるはずです。
 仏教との出会いの場を作るのが僧侶の役目、教えを伝えるのが和尚の使命です。
 あらためて、更に精進するぞと、決意したこの秋でした。 
カテゴリー: 宝住寺の出来事, 心田院の歳時記 — 住職 11:09 AM  コメント (0)

地蔵尊開眼

 味方町の下墓地には、六地蔵さまと水子地蔵さまが祀られていました。
 六地蔵さまは、普通の河原石を据えたように思われました。
 水子地蔵さまは傾いたり、土に埋もれたりと少しかわいそうに見えました。

 それを見かねた有志26名は地元の石屋さんと相談し、六地蔵さんは新しく建立し、水子地蔵さまは新たな尊像と一緒に祀ろうと考えました。
 私が招かれ抜魂をしてから半年、今日10月21日は、いよいよ新しいお地蔵さまの開眼供養の日です。
 晴天に恵まれ、それぞれ懇ろに供養できました。

 真新しくて白く輝く地蔵菩薩の尊容は、私達の心が、若く血気盛んな時代から人生の紆余曲折を経て穏やかで奥深くなるように、時と共に味わい深く景色になじんでゆくことでしょう。
 26名の皆さまは、すばらしい功徳を積まれました。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 7:52 PM  コメント (0)

石段づくり

 快晴の21日、薬師堂裏の墓地へ向かう階段の普請を、総代さんのご奉仕により行なっていただきました。
 それまでの木製の階段はくさってしまい、危険な状態が続いていたのです。今回はコンクリートと鉄の杭で設置します。

 ガラガラの石ばかりで掘りにくい場所でしたが、黙々と作業してくださいました。

 完成後の記念撮影です。
 暑い陽射しの中、立派な階段を整備していただき、本当に有り難うございました。

 臥牛庵の脇から、檀家さんの墓地を経て寺院墓地へと続く階段は、絶妙の曲線を描き完成しました。 

カテゴリー: 宝住寺の出来事 — 住職 7:31 PM  コメント (0)

秋祭り

 晴天の18日、豊作に感謝する旧町区の秋季祭礼が行なわれました。
 味方町の笠原神社を出発した神輿行列は、自治会長さんが導く小学生の幟持(はたもち)を先頭に、宝住寺前を通り上地(かみじ)にある南海団地に向かいます。
 子供たちの掛け声は、「エーイサー、チョーイサー」。

 地蔵盆で出会った子供たちは、私のことを覚えていてくれました。
 あの時話した「始末」を、今でも実行できているでしょうか。

 南海団地で休憩後、本堂前を通り味方町の下地(しもじ)にある斎(いつき)神社に向かう神輿です。
 昼頃には、八幡神社、若宮神社等の神輿が市役所前に集合します。そこの出店で、「銀玉鉄砲」を買った子供の頃が懐かしく思い出されます。
 村の鎮守の神様が、とても身近に感じられる「ふるさと綾部」です。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 10:07 AM  コメント (0)

米寿お祝い

 3年ぶりに兼務した心田院の棚経の折、米寿を過ぎてなお、ご本山妙心寺からのお祝いを受けておられない方があることを知りました。
 その後、百寿を迎えた方があることを知って、急ぎお祝いしたことは既報するところです。
 この機会にと、改めて米寿・百寿をお尋ねしたところ、次の皆さまが該当しておられました。大変遅れましたが、本日、管長さまよりの「寿詞」を伝達させていただきました。

 安村義雄さん、米寿おめでとうございます。
 義雄さんはお話好きで、かくしゃくとしたお方です。元、心田院の総代さんとして様々にご尽力いただきました。

 

 次に大槻冨栄さん、米寿おめでとうございます。
 ご主人が早くに逝かれ随分ご苦労も多かったと思いますが、今はお孫さんに囲まれた生活の中、野菜づくりを楽しんでおられます。

 次に当山の四方静子さん、米寿おめでとうございます。
 亡くなったご主人に、また現在はご子息に総代さんをお世話になっています。お二人を支えるという大役を、少しも苦にせず楽しく過ごしておられます。

 皆さんに、心からのお祝いを申し上げます。
 私の知らない時代のことを、いろいろと教えてください。
 どうぞ、これからもお元気で  \(^o^)/

カテゴリー: つれづれ日記, 心田院の歳時記 — 住職 8:50 PM  コメント (0)

本山団体参拝

 10月10日(土)、快晴に恵まれたこの日、京都両丹教区第3部の、妙心寺開山・無相大師(むそうだいし)650年遠諱(おんき)団参が行なわれました。
 バス11台、総勢440余名の大参拝団です。
 宝住寺と兼務する心田院からは52名が参加し、少し窮屈でしたが1台のバスで参加しました。

 本山到着後は、「阿じろ」の特製精進料理をいだだきました。二の膳まで付いた心尽くしのお料理を、全員が大方丈でいただく様子は壮観なものでした。

 昼食後は記念撮影をし、いよいよ法堂(はっとう)での650年遠諱法要です。
 この日導師をお勤めになられたのは、京都八幡・円福寺の蒼龍窟(そうりゅうくつ)加藤月叟老大師です。
 私が東京で学生時代を過ごした練馬・広徳寺の洗心寮で、同室させていただいたお方です。
 管長さまに代わり、立派に導師をお勤めになられました。

 この前の遠諱は600年遠諱。私がまだヨチヨチ歩きの頃でした。当時は祖父が本山重役として参加したそうです。
 この次の遠諱は50年後の700年遠諱。私はもうこの世にはいないでしょう。
 大古から一度も途絶えたことのない私のこの命。その尊さ有り難さに感謝し、次の世代に伝える使命を実感させられた法要でした。
 大勢の檀信徒の皆さまと報恩謝徳の心を共感し、開山さまとの勝縁を結ばせて頂けた一日でした。

カテゴリー: 宝住寺の出来事, 心田院の歳時記 — 住職 2:58 PM  コメント (0)

清掃奉仕

 10月4日の日曜日、心田院の清掃奉仕が行なわれました。
 心田院では毎月第一日曜日が、清掃奉仕の日と決められ、当番制で境内の掃除をして頂いています。
 今月は4組の担当で、総代さんを含め12名の皆さんが参加してくださいました。

 私も毎回欠かさず参加し、作業の開始に先立ち、奉仕者と共にご本尊様、各家ご先祖様に般若心経を唱えご回向させて頂いています。

 自分たちの手で菩提寺を護ろうという強い熱意に、改めて敬意を表したいと思います。

カテゴリー: 心田院の歳時記 — 住職 4:01 PM  コメント (0)

花園会地方研修大会

 去る9月15日、綾部市の中丹文化会館に、教区の檀信徒(花園会員)に多数お集まりいただき研修会が開催されました。
 講演は、南禅寺派の布教師、瀬川宗隆師により、「冬の幽霊」と題してお話があり、当山からも総代様にご参加いただきました。
 それにしても、ちょっと不思議な演題ですね。
 内容は、長年、刑務所の教誨師として勤められた師の経験に基づき、臨場感あり、人生の機微ありの熱の篭もったお話でした。
 冬の幽霊とは、一体何か……。 フフフフッ。

カテゴリー: つれづれ日記 — 住職 8:55 AM  コメント (0)